津屋崎・毎日の大切なこと

津屋崎で日々暮らすなかで、耳にし、目にし、口にする、いろんなモノゴトを、自分の軸を持って綴ります。

表面に成長を感じないように努力する。

中学生が自分で考え自分で活動することをサポートしていると、

どうしても、

 

ちゃんと意見を言えたとか、プレゼンがちゃんとできたとか、

企画を実施できたとか、

 

そういった目に見えて簡単に確認できるものを「成長したなー」と感じるポイントにしてしまいがちです。

 

でもそれって、表面なんですよね。

 

意見を言えたことよりも、なぜそう思ったのか?というところに目を向けないといけないし、

プレゼン頑張ったというのも、それは何のためになのか?を見てあげないといけないし、

企画を進行できたというのも、何を大切に思っていたのか?に目を向けてあげないといけないんですよね。

 

ただやるだけじゃ何の意味もない。

やったことを、メーンに評価してはいけない。

 

だから、僕も、そこを見ていてはいけないと思うんですね。

 

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今日の出来事ですが、

僕は仕事をしてたから部活には遅れて行ったんですね。

 

するとテーブルに置手紙が。

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今日やらないといけないことを話し合い、

プラスαで、よっちゃん祭のお礼まわりも考え、

自分たちで地域に出て行く。

 

さらに、遅れてくる僕のことまで気遣って置手紙をしたためる。

 

すばらしい。

こういうところに大きな成長を感じて行きたいなーと思います。

 

 

余談

そしてこの活動を引っ張っているのが、

学校ではクラスに入れていない半分不登校の男の子。

 

誰のどんな力がどんな場面で発揮されるのか、

それはわからないです。

 

だから僕たち大人は、

どんな力もちゃんと発揮されるような大きな器をつくっておかないといけないと思うんですね。

水をかける

僕が農業を始めた頃、ばあちゃんから「水かけ5年」と言われました。

 

野菜に水をかけることはとても難しく、

できるようになるためには時間がかかるということです。

 

これは本当に間違いない。

 

まず、水かけにムラがあることに気がつきます。

 

次に、表面を濡らすことと、十分に水をかけた時の違いに気がつきます。

野菜がある畝の上だけ見てもダメだし、表面だけ見てもダメなんです。

 

そして次が、その水かけには感情も影響を与えていることに気がつきます。

焦っていたり苛立っていると、上記のことを意識しても、思うように出来ません。

 

その感情との対峙の先に、技術があるんだろうと思います。

 

これは、教育も同じ。

 

言葉をかけることに、

ムラがあったり、

表面だけをみてかけていたり、

大事なことに気がつき始めても、

自分の感情との対峙が出来ていなかったり。

 

育つことを、手助けするためには、

農業も教育も、自分と向き合い、ゆっくりと与えることが大事なんだと思います。

 

学生企画実行部、新入部員を募集しています!

早いもので、2年目となりました。

 

昨年4月に、つながりのある子に声をかけて始めたこの部活動。

1年でいろんな活動をしました。

  

nobukicorner.hatenablog.jp

 

この活動の中で、私がしていることは、「なにもしない」ということ。

何もしないことに努めている、と行った方が正しいかもしれません。

 

どういうこっちゃ、というところかと思いますが、

彼らが、主体的に進めて行くために、「やらせない」ということですかね。

 

nobukicorner.hatenablog.jp

 

nobukicorner.hatenablog.jp

 

さて、学生企画実行部ですが、

2年目に入り、新入部員を募集しております。

これに関しても、中学生が主に策略を練っているところです。

 

↓彼らが作ったチラシ

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福津市は、コミュニティスクールを推進しています。

この部活動は、それも意識しながら形作って来ました。

 

地域の中に場を設け、誰でも参加できる受け入れ体制を作り、

中学生が、自ら考え、地域にコミットしながら学び、

なおかつその運営責任を地域の人間が請け負っているというこのスタイル。

 

市と教育委員会が、後押ししてくれると嬉しいのですが、、、笑

平成28年度 学生企画実行部 活動実績

 

平成28年度 学生企画実行部 活動まとめ

5月 

  • 福津市住みよいまちづくり推進企画 申請 

「年の差の親友をつくろう!」小学生と高齢者の交流企画

ふくとぴあにて、プレゼンテーション

→無事に採択 15万2000円の活動費を得る

  • 暮らしと遊びの夏休み 会議参加

6月

  • 津屋崎地域大交流会 参加
  • 子ども会育成会クバーラ大会 練習手伝い

7月

  • 子ども会育成会クバーラ大会 運営の手伝い
  • 年の差イベント参加者募集開始→藍の家、山笠、子ども会、福祉会、老人会等に依頼
  • 年の差イベント運営協力依頼→福津市レクリエーション協会(声が小さいなど怒られる)

8月

  • 暮らしと遊びの夏休み 運営手伝い参加
  • 8月20日 年の差イベント1回目実施 「お互いに知り合おう」
  • サイクリング 8月22日〜24日 唐津まで 

9月

  • 9月22日 年の差イベント2回目実施 「一緒に遊ぼう」

10月

  • 子ども相撲大会 運営手伝い
  • 10月29日 年の差イベント3回目実施 「一緒に小物を作ろう」

11月

  • 津屋崎郷づくり防災訓練 マルバツクイズ 企画立案から当日運営
  • 東雲祭 スライムづくり運営手伝い
  • 大島牧場 整備手伝い合宿 

12月

  • 山口覚 ファシリテーション研修参加 福岡県内の教員対象の研修に特別参加
  • チームビルディング合宿 25日〜27日 企画立案実施
  • 豊村酒造餅つき手伝い 
  • 笑福会 31日 波折神社 そばうどん振る舞い手伝い

1月

  • キャリアクリエイティブカンファレンス 参加 

2月

  • タイムマシン法による部活動方針の策定
  • 年の差イベントスポンサー探しのため、回覧板を使った周知を検討→市役所から却下される

3月

  • 10日 住みよいまちづくり推進企画 実績報告会
  • 津屋崎郷づくり 会議参加
  • food letters参加
  • 25日シュリハンドク神社清掃企画(波折神社、楯崎神社、教案寺)

 

 

 

 

 

 

 

津屋崎の子ども山笠が町を走り抜けました。

昨年の秋口に、学校発信で始まった子ども山笠作り。

PTA、山笠保存会の協力もあり、驚くほど短い期間で完成しました。

 

nobukicorner.hatenablog.jp

 

11月の東雲祭では、3年生が担いだ山笠が

体育館の中を走り、地域でも大きな話題となりました。

 

「体育館の次は外を走らせましょう!次回の運動会ですかね。」

 

みたいな話がされた矢先のことでした。

 

「よっちゃん祭20周年だけど、何をする??」

という文脈の中で、上がって来たのです。

 

「子ども山笠をやろう!」

 

そんなこんなで、運動会をすっ飛ばして、町中を走ることになりました。笑

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3月から募集を始め、集まったのが60名弱の子供たち。

 

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お魚センターを出発して、波折神社にお宮入れ、そして、豊村酒造まで

 

子どもたちは、この距離を舁くのも初めてだし、道に出るのも初めて。

なんども止まりながら、なんとか最後までたどり着きました。

 

後から聞きましたが、涙を流して見ていた方もいらっしゃったそうです。

 

ちなみに、今回の子ども山笠は、練習なしでした。

昨年の11月以降は、何もしていない子達です。

 

 でも、やれちゃう子ども達がいる。

やりたい子どもが60名もいて、

祝いめでたを唄えて、手締めもできる。

 

そして、この子ども達のために、数十名の山笠関係者が手を貸してくださいました。

 

これは、町の「つながり」としての財産だと思います。

 

 

その一方で、あえてのもう1軸評価。

 

子ども山笠が走ったけれど、

伝統的には、どうだろうか。

 

飾りも津屋崎人形じゃないし、

本来止まったらダメなのに、何度も止まっている。

お祓いもしてないし、神様も乗っていない。

海で清めてもないし、締め込みをしているわけでもない。

 

これのどこが山笠だろうか。

 

山笠として、

100点満点中の10点であると言ってしまいたい。

 

 

そして、

10点であると言ったときに、大人の山笠はどうなんだろうか。

 

 

何か問題があるというわけではないですが、

そんな目も常に持っていたいと思いました。

 

P.S.関係者のみなさまへ、例え話なので、怒らないでください。笑

 

※子ども山笠の様子を写真でお伝えしたいですが、

子どもたちがたくさん映っているので、控えます。

学生企画実行部 よっちゃん祭へ、出店します。

「中学生、よっちゃん祭へ出店します。」

豚汁をだそう!
おにぎりも出そう!

でも、これ同時に渡したら、食べづらいね!

という発想から生まれた、商品。

「豚汁茶漬け」

おにぎりに、出汁強め、具材小さめの豚汁をかけるというちょっとふざけた商品ですが、なかなかバカに出来ない味です。

おにぎりは、
ラー油、キムチ、柚子ごしょう、のりの佃煮を、
入れたものがあって、選ぶ楽しさがあります。(プレーンも有)

え??というやつもありますが、10品目から絞り込んだ具材です。どれもいけます。

最初は豚汁の味ですが、ちょっとずつおにぎりの具材が混ざって、いくつかの味を楽しむことができるんです。

お手頃な
350円

です。

ぜひおいでくださーい♪

 

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卒業式と入学式

津屋崎中学校の運営協議会に入っている関係で、

卒業式と、入学式に参加させていただきました。

 

この中学校を卒業して、10数年。

当時、遠くに感じていた今の年齢は、

驚くほど早く訪れました。

 

そして、目の前にいる彼らに感じる

大人から見た幼さよりも、

当時の僕たちは、感覚的に大人だった気がします。

 

そして、当時感じていた大人との距離は、

感じていたものよりもずっと近いのだと今になって知りました。

 

きっとこの感覚は、これから10数年後も同じように思うんだろうなー