湧いて出る
発想に偶然もなければ奇跡もない。
自分の中にあるものが、意識的に、無意識的に、組み合わせって、
湧いて出る。
自分が持っている材料が大事だ。
何人で話そうと、どれだけ工夫を重ねようと、
材料を持っていない人が、100人集まっても本質的な発想は生まれない。
一次的な感性で得られるものと二次的な思考によって得られるものが材料といえる。
二次的な材料を獲得する過程の抽象化によって得られる「捉え方」を活用した一次的な感性の再構築、引いては、一次二次のサイクルによって得られる視野の広さ、
それらを処理する思考法。
思考法とはあくまで「使い方」だ。
材料を調理するにすぎない。
だから、私たちは、常に良い材料を探し求めなければならない。
そして、何を良い材料と捉えるか、感性の再構築を続けなくてはならない。