津屋崎・毎日の大切なこと

津屋崎で日々暮らすなかで、耳にし、目にし、口にする、いろんなモノゴトを、自分の軸を持って綴ります。

かくれんぼ

大切なことというのは、かくれんぼが上手だ。

 

同じ場所に隠れているのではなく、探している私たちの動きに合わせて、

移動しながら隠れている。

 

たまに影が見えるけれど、ちらりとだから「○○みっけ」とは叫べない。

 

裏を返せば、

大切なことというのは、常にこちらを見ているのだ。

見つけられないけれど、見えるところにはあるのだ。

 

そして、それを探そうとするかぎりにおいて、

大切なことは、私たちと遊んでくれるのだ。

 

それをやめたとき、大切なことは離れていく。

 

残念なことにそれをやめてしまうと、

大切ではないことが堂々と目の前に現れ、

考えることをやめさせる言葉をささやき、

誘惑してくるのだ。

 

そんな時は、

大切なことを探している人たちが、

「いっしょにかくれんぼしようぜ」と連れ戻すことが必要なのだ。

 

しかし、

その言葉は、誘う側からすれば「優しさ」のつもりだが、

誘われる側からしたら「否定」となる。

 

そんなとき、本当に必要なことは何なのだろうか。

僕にはまだ答えがわからない。