城崎国際アートセンターへ行ってきました。
1月頭、大寒波が襲ってきたあの日。
僕は城崎にいました。
福岡で、城崎といっても馴染みがないですが、
大阪京都では、かなりメジャーな温泉地だそうです。
ただ、目的は湯治ではありません。
軸は、教育。
「学校教育」では
input(授業)と、output(テスト)に、焦点が当たっていますよね。
これもすごく大事。
でも、たぶん一番大事なのは、その中間。
input-process-output
processのところなんですよね
処理とか、過程と思ってもらえたらと思います。
何を認識して、どう捉えるか。
それに対して、教育的立場として何ができるのか、模索するために城崎へ行ってきました。
たぶんこのprocessの部分を育むのは、基本的には経験なんだと思うんですよね。
嬉しかったり、悲しかったり、憤ったり、そんな感情の盛衰を何度も経験していく中で、自分の立場や視点の転移(相手の立場に立つとか、視点を変えてみるとか)が出来るようになる。
そうすると、向き合ったり、汲み取ったり、寄り添うことが出来るようになるんだと思うんです。
じゃあそれを教育の現場でどうするんだ?というところなんですが、
城崎では、小学校で演劇の授業が取り入れられているんです。
例えば、「椅子に座った人を立たせてください」というようなお題が子供達に投げかけられ、設定やセリフ、展開を彼らが考え、実際に芝居するという感じ。
これって、お遊戯に見えますけど、
座った人の立場になることや、展開の想像、話し合いの上での意思決定等々が必要になるんです。やってみるとこれってすごく難しい。
今回の視察で多くのヒントを得られました。
自分の立ち振る舞いや、子供たちへの提案の素材として、得られたものも非常に多い。
快く受け入れてくださった、田口さんありがとうございましたー♪