津屋崎の子ども山笠が町を走り抜けました。
昨年の秋口に、学校発信で始まった子ども山笠作り。
PTA、山笠保存会の協力もあり、驚くほど短い期間で完成しました。
11月の東雲祭では、3年生が担いだ山笠が
体育館の中を走り、地域でも大きな話題となりました。
「体育館の次は外を走らせましょう!次回の運動会ですかね。」
みたいな話がされた矢先のことでした。
「よっちゃん祭20周年だけど、何をする??」
という文脈の中で、上がって来たのです。
「子ども山笠をやろう!」
そんなこんなで、運動会をすっ飛ばして、町中を走ることになりました。笑
3月から募集を始め、集まったのが60名弱の子供たち。
お魚センターを出発して、波折神社にお宮入れ、そして、豊村酒造まで
子どもたちは、この距離を舁くのも初めてだし、道に出るのも初めて。
なんども止まりながら、なんとか最後までたどり着きました。
後から聞きましたが、涙を流して見ていた方もいらっしゃったそうです。
ちなみに、今回の子ども山笠は、練習なしでした。
昨年の11月以降は、何もしていない子達です。
でも、やれちゃう子ども達がいる。
やりたい子どもが60名もいて、
祝いめでたを唄えて、手締めもできる。
そして、この子ども達のために、数十名の山笠関係者が手を貸してくださいました。
これは、町の「つながり」としての財産だと思います。
その一方で、あえてのもう1軸評価。
子ども山笠が走ったけれど、
伝統的には、どうだろうか。
飾りも津屋崎人形じゃないし、
本来止まったらダメなのに、何度も止まっている。
お祓いもしてないし、神様も乗っていない。
海で清めてもないし、締め込みをしているわけでもない。
これのどこが山笠だろうか。
山笠として、
100点満点中の10点であると言ってしまいたい。
そして、
10点であると言ったときに、大人の山笠はどうなんだろうか。
何か問題があるというわけではないですが、
そんな目も常に持っていたいと思いました。
P.S.関係者のみなさまへ、例え話なので、怒らないでください。笑
※子ども山笠の様子を写真でお伝えしたいですが、
子どもたちがたくさん映っているので、控えます。