いつも悩んでいること〜自発的な行動とスキルパス〜
教育的な立場にたって、子供たちと接するとき、
いつも悩んでいることがあります。
それは、
彼らの自発的な行動をどれだけ待つか、
というところです。
ベストは、彼らが、自分で考え、
自分で必要なものを見つけ、獲得していくことです。
最近だと、アクティブラーニングと言われていますね。
※アクティブラーニングっていう言葉を使いたがる人は、
その方の視野を疑った方がいいと思います。
そんなことができる子は、ほぼいないですね。
特に難しいのは、自分で必要なものを見つける、という段階。
一度、山に登れば、何が必要かわかるから、必要なものを得ることができます。
でも彼らは、まだ山に登ったこともなくて、ちゃんと見たこともないのです。
そんな状況で自分で必要なものを見つけるというのは、不可能でしょう。
そこで、私たちのような教育的立場の人間が行わないといけないのが、
スキルパスの整備です。
※スキルパス:様々な経験を積みながら、後々必要になるであろう知識や能力を高めていく順序
ちなみに学校で行われているのは、スキルパスのほんの一部、「後々必要になるであろう知識を高めていく順序」が整備されている場所です。
でも、重要なのは、「様々な経験を積みながら」というところ。
それで初めて、必要だと思うものと、後々必要になると「言われている」ものを、
リンクさせながら学ぶことができるのです。
ただ、スキルパスの整備をやりすぎると彼らの自発性を削ぐことになる。。。
次はこれ、次はこれ、はい次はこれって、なるとダメですからね。
そのバランスにいつも悩みます。