津屋崎・毎日の大切なこと

津屋崎で日々暮らすなかで、耳にし、目にし、口にする、いろんなモノゴトを、自分の軸を持って綴ります。

同化

空間というのは、思っているより区切られているのかもしれない。

 

だから、入っていないところに入っていることもある。

 

空間の仕切りは、壁や扉だけではないということだ。

 

何かの空間に入ると、たぶん複数の存在というのは同化を始めるのだと思う。

万有引力みたいに。

 

お互いに意識しあえばしあうほど、同化し始めるのだと思う。

 

その存在同士の多くの部分が同化し始めた時、

少しの違いが気になり始める。

 

きっとそんな時必要になるのが、

入っていることに気がついていない空間から、

一度出てみるということ。

 

そうすると、その少しの違いがいかにどうでもいいことかわかり、

さらに、同化できた部分の尊さ、愛しさを感じ始める。

 

そして、罪悪と明瞭さを糧に愛を持ち直すのかもしれない。

誰が誰を怒ればいいのだろうと思った。

先日、友人に誘ってもらって、中学生たちとともに朝倉のボランティアへ行ってきました。

 

印象的に、あんまり進んでないです。

ボランティアさばきも大変そうでした。

そりゃー、毎日どんな人が何人来るか、わからないから、難しいですよね。

 

ボランティアへ行ってみて感じたことなんですが、

ちょっとだけ、困っている人がいるから助けに行くというレイヤーとは違う話をしようと思います。

 

今回の災害は、大雨による洪水が原因ですが、

昭和の前半にも起こっているそうですね。

 

さらに地形を見ると、なんども河川の流れが変わっているのがわかります。

 

神社もよく見ると高台にあるんですよね。

 

あの場所は、少なくとも百年に一回くらいは同じ規模の災害が起こっているんだと思います。

 

「いや考えたらわかるやん、そこ危ないやろ。」というのは、誰かが言ってもいいと思うんですよね。

「そうなるのわかっとるところに畑作ったり、家作ったりしとってさ、自業自得やん」という人がいてもおかしくない。

 

さらに、

「そんなところにお金と人の力使うくらいなら、他にもやることあるやろ。どうせそこ復旧しても数十年後には同じこと起きるよ」と効率的なことを言う人もいてしかりだと思うんですね。

 

でも、そう言う視点の人は、表に出てこないですよね。

そう言う人の視点も交えて、先を考えないと、同じこと繰り返すと思うんですよね。

 

まあそんなこと言ったら叩かれるんでしょうけど、このご時世。

そういうのは、優しさとは別の話だと思うから、

感情で叩いちゃいけないことなんですけどね。

ラスコー展に行って来ました。

もう先週の話になりますが、ラスコー展に行って来ました。

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なんの展示かというと、2万年前くらいの壁画の展示です。

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考古学をしていたものの、

この辺はどちらかというと人類学という微妙に違う分野になるので、

ほとんどノータッチ。

 

というか、石器などはざっと勉強するのですが、

壁画というのが局所すぎてほとんど触れずというところだったんです。

 

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牛や鹿、なんで描いたんでしょうね。

おそらくどちらも狩猟対象。

 

しかも、書かれているのは洞窟の中。

わざわざ明かりを用意し、それなりに奥深くまで行って描いています。

 

描くことで何を果たしたかったんでしょうか。

 

でも多分意外と、個人の趣味だったりするんでしょうね。

 

良い展示でしたー♪

 

個人的には同時に開催されていた水中考古学展に先輩の名前があったので嬉しかったです。笑

 

シュリハンドク#02を実施しました。

学生企画実行部の個人企画 シュリハンドクを実施しました。

 

この企画は、神社好きの中学2年生の女の子が、

町にとって大事な神社は、この町の財産であって、

みんなで綺麗にしたほうがいいと、始めた企画です。

 

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この企画のいいところは、ただ掃除をするだけではないとうところ。

神社に思い入れを持ってもらうために、祭神はもちろん境内社の神様まで説明をします。

 

今回は、それをしっかり説明するため、地域の賢者の一人、大賀さんにいろいろと教えていただきました。

 

内容が深すぎて処理をできない中学生たちは、話を録音し、なんども聞き、

なんどもシミュレーション。笑

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当日は、小学生から「みんなの縁側」の主、そしてお姉様方に至るまで、

たくさんの方に来て頂けました。

 

実施した女の子も嬉しそうで何よりでしたー♪

 

 

差し伸べるのか?

災害が増えて来た。

これからきっと戦争も増える。

 

闊歩するように行われる支援は、

これから歩調を変えるのだろうか。

 

いや、むしろ、歩みを止め、旅路を見据え、そして引き返し始めるんじゃないだろうか。

 

差し伸べていたものの、根源が問われ始める。

人の楽しみ方について。

不倫報道が多いし、それを叩く人も多い。

そして、不倫を叩いている人を、叩く人もちらほらいる。

 

どちらの人たちも、何かしらの正義を掲げ、

優越に浸りたがる。

 

人って、他人のことで楽しむのが基本的に好きなんだと思う。

 

そして、それを悪といいつつも、

やっていることに気がついていない。

 

地域も基本的に一緒。

テレビの中の話が、身近な人になるだけ。

他人のことで楽しむ。類が友を呼びながらつるむ。

 

僕は、「頭が悪い」のが嫌いだ。

大半が、自己認識がゆるいという意味で。

もちろん嫌いである対象は、自分の頭の悪さも含まれる。

 

そして、この話は、嫌いな頭の悪さの一つだ。

そして、地域では我慢しておかなくてはいけない悪さの一つでもある。