個性
先に僕の愛機を紹介します。
sigmaのdp1です。
こんななりですが、一眼ではありません。もちろんミラーレスでも。
コンデジの類です。
ズームはできません。単焦点です。
重くてでかいです。
手振れ補正は付いていません。
動画も撮れません
iso感度は6400まで上げられますが、
使えて500くらいまでです。
バッテリーの持ちも悪いです。
価格も高いです。一眼並みにします。
僕は、この不便なカメラが大好きなんです。
以前はフルサイズの一眼にカールツァイスのレンズをつけて、
ニヤニヤしていましたが、いまは、このカメラが大好きです。
僕は、せっかちで早いことはいいこと派です。
人の二倍のスピードで作業すれば、人の二倍休んでも大丈夫、というような基準で動いてきました。確かに立ち止まる時間は二倍に出来るから、それで得したこともたくさんあります。
できるだけ早く、効率的に、無駄なく、あらゆるものの関係を、そんな風に考えてきました。
気づくと呼吸もほとんどせずに作業をしていたり、意味なく早く着くことを目指していたり、してしまいます。
そんな僕の個性を、
僕自身あまり好きではなくなりました。
だから、この不便なカメラが好きなのかもしれません。
一枚撮るのにたくさん気を使って、手間をかけて、それでも綺麗に撮れない時もある。
一つ一つの営為を、
深呼吸をしながら進めたい。
中心以外にも目を向けたい。
回り道もたくさんしたい。
時間の使い方は、そのままいのちの使い方になる。
あ、使命って、命を使うって書くけど、
時間の使い方を決めることなのかな。